錦糸町 イタリアワインと石臼自家製粉生パスタ
〒130-0012 東京都墨田区太平3-8-8 1階【錦糸町駅から徒歩5分】
営業時間
ランチ 11:30〜15:00
ディナー 17:00〜22:00
※ラストオーダー:1時間前
定休日:月曜日
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03-5610-5151
こんにちは!
マッジョーレ錦糸町店主、宮下です。
お忙しい中ブログを観ていただきありがとうございます!
僕の履歴書です。
・今回は私が料理人になった理由
・大手チェーン居酒屋に就職して数年後、職場から家に帰れなくなった理由
などをお話させていただきます。
時間があるときに観てください!
高校を卒業した後どうするか?
人生最初の大きな選択です。
僕は2人兄弟の次男ということもあり、進路についてあまりうるさく言われないと言うよりか、全く何も言われませんでした。
小学生から高校3年の卒業ギリギリまでスポーツや部活をやっいていて、卒業後のことを全く考えていなかったのです。
大学を受験したものの勉強していなかったので合格するはずがありません。
卒業後は予備校に通い、2年後に大学に合格しました。
大学入学後は一人暮らしを始め、その生活費を稼ぐため居酒屋で調理のバイト三昧。
学校に通いながら月に15万くらい稼いでました。
それだけ沢山仕事に入っていたので、卒業の頃には魚をおろして刺身を切れるくらいまでになってました。
仕事が楽しいのと、画家の母親から唯一言われていた「手に職をつけなさい」という言葉で迷わず居酒屋の世界に入り込みました。
就職先は「はい!喜んで!」で有名な大手居酒屋チェーン。
チェーンではありますがほぼすべての料理を一からお店で仕込みます。
毎朝、昆布と鰹節でしっかり出汁を取り、煮物も店内で仕込み、魚も丸で入荷され、本当にやりがいのある楽しい仕事でした。
配属は北千住店。
300席位あり、調理場は9人体制の超大型店舗です。
僕は野菜の下処理や揚げ物、焼き物などを担当。
料理長が立つ憧れの刺し場を目指し日々精進してました。
大庄グループホームページより
北千住店が改装のためしばらくの期間閉店。
そのため僕は千葉県松戸の店舗に移動になりました。
そこでは調理ではなく併設されたカラオケ店にまわされました。
まーとにかく退屈な仕事です(カラオケ屋さんごめんなさい)。
お客さんの受付をして、ファーストドリンクを運び、レンチンしたおつまみを持っていく。
やることがほとんど無く、楽しみといえばモニターで各部屋の映像を観ることくらい。
タバコも一日3箱くらい吸ってましたね(今は止めました)。
このままでは自分が駄目になる・・・(当時24歳)
そんな思いが溜まりに溜まって
「僕はこんな仕事がやりたくてこの会社に入って来たわけではない」
「時間がもったいないので他の店に回してください」
と上司に直談判。
上司からは「急ぐな。まだ先は長いんだから」と言われましたが、最後の切り札
「他に回してもらえないのでしたら辞めます!」と。
すると六本木店に移動になりました。
画像はイメージです
久しぶりの調理の仕事。
やっぱり楽しい(^^)
六本木店の料理長と僕、そしてアルバイトさんの3人でキッチンを回していました。
当時、料理長は50歳くらいでしたかねー。
元寿司屋の板さんだったので寿司の握り方や魚のおろし方など、いろいろな技術を教わりました。
感謝していたのですが、一つだけ問題がありました。
お酒好きで仕事中にお酒を飲みながら仕事をするんです。
飲むだけなら別に良いのですが、そのうち酔っ払ってスタッフに大声で当たり散らすんです。
怖がり、辞めていってしまうスタッフもいたので、なんとかしないといけないと思いました。
料理長には仕事が終わるまでお酒を飲まないようにお願いし、スタッフにも仕事中に料理長にお酒を出さないように伝えました。
遅番で途中から出勤したある日。
調理場の床がゴミだらけ。
「なんだこれは!」
「なんでこんなに生ゴミが床に散乱してるんだ???」
初めて見る光景に驚きました。
早番で仕込みをしていた料理長の姿を見ると、フラフラで千鳥足。
仕込みで出たゴミがゴミ箱に入らず床に散乱していたのです。
「なんで料理長にお酒出しちゃったの?」とスタッフに聞くと、「出してない」と言うんです。
出してないと言われてもどう見ても酔っ払っている料理長。
「何故だ・・・・」
調理場を見渡すと原因がわかりました。
昨日までたくさん入っていた料理用の日本酒がすっからかん。
「これだ!」
と思い、直ちに調理酒を冷蔵庫の上など料理長の目が届かないところに隠しました。
そんな、みんなの努力もあり、やっと普通に仕事をしてくれるようになった料理長。
「良かった!良かった!」
画像はイメージです
料理長の動きも日々軽快。
「やっぱり、カッコイイなぁ」
調理の手さばきは早くてキレイ。
あまりにも仕事が早いので、お客さんの料理を出し終えると、自ら洗い場行って洗い物までやる料理長。
「流石だなぁ」
う。。。
あれっ(汗)
なんと・・・
そこで見てしまった光景は
お客さんが飲み残して返却されてきたお酒を・・・・
呑んでしまってるではありませんか・・・(大汗)
その後
料理長が洗い場に行かないように全員で防ぎこんだせいもあり、この日以降仕事中に飲むことがなくなりました(笑)
「めでたしめでたし」
と、言いたいところでしたが・・・
今度は仕事前に呑んで出勤してくるようになりました(泣)
飲んでからくるのは良いのですが、またスタッフに当たり散らすようになり
こればかりはもう防ぎようがなくなり・・・
「しんさん(料理長の名前)、みんな迷惑しているのでもうお店辞めてもらえませんか。」
「ここの調理場は僕が責任を持ちますから」と直接言ってしまいました。
画像はイメージです
部下に直接辞めてくれと言われた調理長は激怒してその場で退職してしまいました。
六本木店の調理場は25歳の僕が務めることになったのですが、その後が大変でした。
これまでは僕と料理長と2人でやっていたことを僕とアルバイトさんでやることになったのですが、六本木という場所柄、スタッフの募集をかけても全く応募が来ないんです。
会社の調理社員もギリギリでしたので、社員を送ってもらうこともできず、ほぼ一人でやることになりました。
午後1時に出勤して、キッチンの後片付けが終わるのが朝8時。
1時間かけて当時住んでいた松戸のアパートに帰るのですが、家に着くと9時半くらい。
お風呂と食事を済ませ11時に起床すると30後には起きてまた出勤。
さすがにこの生活には無理があったのでお店に泊まることにしたのです。
和食のお店でしたので奥に座敷があり、店にはなぜか布団も用意してありましたw。
おそらく前に勤めていた人もここで寝泊まりしていたのだろう・・・
家に帰るのは休みの日だけ。
幸い近くに銭湯があったのでお店が暇になる深夜にお風呂に入っていました。
仕込みが少ない日は赤坂のカプセルホテルでゆっくり寝るというのが唯一の贅沢。
こんな生活を続けていれば当然、当時付き合っていた彼女も愛想を尽かし離れて行きます。
それと同時に、会社は味の統一と効率化をはかり、どんどんお店での仕込みを少なくし、本部から商品が送られてくるようになりました。
自分の体の事もあったし、会社の方針転換もあり、
そろそろ転職時期だと考えました。
続く・・・・・
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